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2008年8月5日
*市況
18−8系ステンレス・スクラップの8月炉前価格(メーカー持ち込み価格)は7月30日に一部メーカーが2万円の値下げを発表、他社もこれに追随する見通しだ。LMEのニッケル市況の急落を受けての値下げで、炉前価格は21万円前後となる。なおニッケル市況はその後も下落を続けており、8月入り後に追加値下げの可能性もある。 LMEのニッケル市況はここ2ヶ月ほど弱含みながら2万1千ドルから2万2千ドル前後に止まっていたが、欧米で景気悪化を示す経済指標が発表され、それに伴いステンレス需要が減退するとの見方から、投機筋の資金が他の商品市場に流れ、7月24日(現地時間)に1万9010ドル(ポンド当たり8.6ドルに急落、2万ドルを割り込んだ。その後も下げ足を加速し、29日には1万8065ドルとポンド当たり8.19ドルに下落した。 8月炉前の2万円下げは7月(28日まで)の平均価格が2万421ドル(ポンド当たり9.26ドル)で、6月平均の2万2500ドル(同10.23ドル)に比べ大幅に値下がりしたため。行先きについては1万5000ドルまで下落するとの見方もあり、ここ当分弱含みで推移しそうだ。 国内のスクラップ市場はニッケル系製品の減産が続いており、メーカーヤードの在庫は潤沢で、競って購入しようという動きはまったく見られない。また輸出向けについても、中国、韓国向けにおおきな動きはない。ただ、一部で韓国POSCO向けの受注算(契約残)を手当てする動きがあるぐらいだ。いずれにしても、ステンレス市場は国内向け需要があまり芳しくなく、アジア地域の悪化に加え、欧米でも荷動きが低迷しつつあり、夏場以降も厳しい状況が続きそうだ。




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