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2012年1月20日
*市況
18-8系ステンレススクラップの炉前価格はLMEのニッケル価格が上昇基調にあるものの、11月下旬に5千円ほど値下げされて以降動きはなく、現状では12万5千円から13万円の水準で推移している。
LMEニッケル価格は昨年12月入り後から回復傾向を示し、年末には1万8280j(ポンド当たり8.29j)となった。そして新年入り後の1月10日は1万9480j(同8.84j)に上昇し、その後も少しずつ上昇し2万jをうかがう勢いだ。一方、海外のスクラップ相場はニッケル価格の上昇を反映し、1900〜2000j(為替を77円で換算すると、14万6300円〜15万4000円)となっている。このため、国内メーカーの炉前価格は、ニッケルが現状の1万9千jを継続、また2万jの声を聞けば、炉前を見直さざるを得ないだろう。ただメーカー各社は減産、あるいは3月末の決算期を前にして、原料価格の値上げは避けたいところだ。
ステンレスメーカー各社はニッケル系を中心に減産幅を拡大している。そうした中で、スクラップの購入に積極的なのは専業A社ぐらいだ。同社はニッケル系の汎用品を主体に大幅減産を実施中。スクラップの購入量を増やしている理由は、スクラップの配合率を高め、製品コストの低減を図るのが狙いとみられる。
他のメーカーの動向としては、高炉系大手B社ではヤードのスクラップ在庫の削減を上層部から指示されており、購入意欲はまったく無く買い止めに近い状態。また特殊鋼メーカーC社でも余分な在庫は持たず、毎月使用した分だけ購入している。さらに輸入スクラップを中心に使用している高炉系D社では11月頃から輸入量を縮小しているようだ。
いずれにしても、各ステンレスメーカーは1−3月は減産モードに突入しており、4月以降の国内景気の回復、また輸出面では為替の超円高がどう改善されるかが、生産回復の鍵を握りそうだ。
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