2022年04月25日

先週はLMEも左程値動きも無く、市中スクラップ相場についても値上げ幅は鈍化若しくは止まっている。一部外資系シッパー及び中部ミルが頭一つ抜け出てはいるも、そこからの先は今のところない状況である。ここまでスクラップ価格が上がってくると各ミルの原料としての優位性が無くなってきているのは事実で、ゼロカーボン等の外部要因を除いてもそろそろFeNiやNPIの使用比率を上げて、スクラップの使用比率を下げる(=購入数量の減少)という動きが出てきてもおかしくない。
これから先を考えると、値上げだと浮かれている状況でもない。