年明けより国内ミル揃って5円上げで出揃い、輸出シッパーについても10円上げという事で昨年11月の状況に戻った。但し、現在市況をけん引しているのは輸出シッパーではなく、中部地区の特殊鋼メーカーになっている。中部地区が表向きは国内ミルと同水準であるが裏でかなりの単価がついている模様で、その影響が関東にまで出始めている。
中国の輸入解禁により中小の中華系業者についても活発に購入をし始めている。当面は中部地区のミルと中華系業者の動向に目が離せなそうである。
市況
国内ミルの値上げが先週終了した。然しながらLMEの上昇は遂に17000ドル台に入り更なる値上げ期待が出ている。
今年国内ステンレススクラップ価格をけん引してきた輸出シッパーは今月に付いては動きを見せず、来月に10円程の値上げの話も出ている。
中国のステンレススクラップの輸入解禁が鉄と共に1/1よりと発表された。実際の運用はもう少し先になる見通しだが、国内のスクラップ市況には大いに脅威となり得る状況になりつつある。
愛知県のミルで18-8スクラップの値上げが先週末に行われた。
これを受けて国内ミル2社に付いては多分追随すると思われる。
今回は輸出シッパーの値上げ無しに国内ミルのみの値上げという事で最近では珍しいケースであり、逆に韓国ミルの動きが鈍ったとも考えられる。
韓国系シッパーが在庫数量・韓国ミルの価格によりおとなしい現在、中華系シッパーが徐々に動きを見せ始めている。これは概ねインドネシア向けと思われるが、来年の中国のステンレススクラップ輸入解禁の為の準備とすれば国内市況の脅威となる。
一方国内ミルの一部で棒線好調により値上げのうわさも有り、そこが値上げに踏み切れば他社についても当然値上げになる公算である。今週はここに注視になるだろう。
LMEの価格が16000ドルを超えた状態で何日か過ぎているも、全体の市況としては静かなまま11月を終えようとしている。12月のスタートについても現状のままで変化はない。
国内価格を引っ張ってきた輸出業者も元気がなく、国内ミルについても需要的に変化はないので、LMEのみ上げ基調であっても国内価格に付いては暫くこのままであろう。
一方、クロム屑に付いては鉄の高騰を受けて一部国内ミルが値上げし、他のミルについても月初より上げの方向でほぼ固まっている。
韓国ポスコの今月価格が据え置きとなる。11月は例年定期炉修があるが購入量は例月並みにあると思われる。
中国のインド向け輸出の影響でアジア地域のコンテナ船が大幅に不足しており、韓国などからも日本向けにスクラップ売却のオファーが散見されるようになってきた。LMEも安定しており、価格に付いてはしばらく小康状態ではなかろうか。
来年中国の鉄とステンレススクラップの輸入解禁を前提として、中小中華系のスクラップディーラーがステンレスを購入に入っている向きもあり、こちらも状況を注視する必要がある。
全体的に静かな状況にある。LMEについても然したる変化はなく、市況についても上げる要因も下げる要因もなく、安定している。
アメリカ大統領選が進むにつれ円高がじわじわと進行している点だけが懸念点である。バイデン勝利という事で更なる円高を予想する動きもある。そうした場合に輸出関係が大ダメージを受けることも今後の不安要素の一つになるだろう。
今週に韓国ポスコの価格が発表されるので、そこで変化が無ければ今月は静かなまま推移するかもしれない。
各国内メーカーも本日と11/4にて5円上げにて出揃い、市況は5円上げにて10月初旬の状況に回帰した。LME自体も現在は落ち着き、しばらくは上げの要素も下げの要素もない中で推移すると思われる。
但し、アメリカの大統領選挙の状況によっては相場に影響が出るかもしれないので注視が必要である。
本日より大手輸出シッパーが5円値上げを発表、国内マーケットも動きを見せ始めてきた。LME価格も順調に伸びてきていた中、上げ期待は膨らんでいたが、これで価格への期待値の顕在化が行われるだろう。
国内ミルに付いては迷惑な話であるも市況の流れとしては健全であると思われるので追随は止む無しといったところ。但し、即かというとそうではなく、後1週間延ばして11月より5円上げになるのではないかと思われる。
月初に市況は5円下げで確定し、現状は非常に静かな状態になっている。
但しLMEについては既に15000ドルを超えて後半の価格になりつつあるので、市中では値戻しの期待がもたれはじめているのではないだろうか。