先週中部が全体的に値下がりし、これで全国的に10円下げで落ち着いた。関東の市中では中部が下がらない事からスポットでも高値が出るのではないかとの期待から荷動きが悪くなっていたが、中部が下げた事と、LMEも順調に下がっていることからフローの集荷分を出荷する動きが出てきた。これからの変動要因は韓国ミルがスクラップを足元必要としていることが今後どの様な影響を及ぼすかである。現状必要としているも価格は高値を出さない状況で、日本国内の市況は一旦落ち着いているが、余りに集まらなければ又高値を出し始めると厄介ではある。
市況
今月に入りトータル10円値下げが浸透したのだが、中部だけは最後の5円が下がらない。シッパーに関しても10円は下がっているので、頑張っている意味が分からない。関東の方でも中部が下がっていない事から、どこかがスポットで高値を付けてくるのではないかという憶測で様子を見ている先が多く、発生以上に荷動きが悪くなっている。どこかが高値を付けている訳ではないので対応が難しい。
大手シッパーが先週2回目の値下げを行い、国内大手ミルも7/1からの値下げを発表した。これでピークから10円下がった。中部ミル等も追随すると思われ、一旦10円下がったところから7月はスタートとなる。余程の事が無い限り、暫くはこの価格帯で推移するであろう。関東ミルについても7月後半から定期炉修の為、それ程購入意欲は高くなく、静かな月になりそうである。
先週ついに値下げが始まった。先ずは大手シッパーから、国内ミルへと波及し本日からは概ね出揃った感じである。一部中部ミルは直ぐには動きは無いものの、若干ずれて値下げになると思われる。今後の焦点は二段階目の値下げがどうなるのかという点である。大手シッパーは今週中にもう一段階値下げを検討しているとの噂もあるが、私見を述べればこのまま月内は推移させ、今週1週間の状況を踏まえて必要であれば月初から又値下げをするという事でいいのではないだろうか。
天井感を感じ取っている業者は既に在庫の放出を始めている。実際市中価格はいつ下がってもおかしくない状態ではあるが、今回は何処の需要家も数量は必要としている為、我慢比べが続いている。但し、ちょっとしたきっかけで即値下げに転じるのは間違いないので、価格が合うなら在庫は放出するに限るし、フローの集荷は徐々に値下げるのがいいだろう。
先週後半からLMEの下落が続いている。円も若干円高方向に向いている。これに呼応するかの様にマーケットは若干の落ち着きを取り戻したかの様に思える。土曜日に中部ミルが値上げを発表したが、これは蛇足としか考えられない。現にマーケットには天井感も出つつある。皆相場の状況には敏感である証拠だと思われる。天井感に備えた動きを取り出した先も少なくない。
蚊帳の外に居た筈のシッパー系が最終周に盛り返してきた。台湾向け・韓国向け共に動きを見せ始め、国内メーカーの間に割って入ってきた感じだ。結局それに対して国内ミルも被せていくので終わらない状況になってしまった。6月も熱い相場になりそうである。
完全に国内ミルの集荷合戦となっている。特に中心的に価格を引き上げているのは関東ミルであろう。そこに中部ミルが加わり、輸出向けは完全に蚊帳の外に押し出してしまっている状況である。但し、関東ミルは6月末からの定修迄の期間と中部ミルも本来の予定であれば6月迄の集荷増の筈で、後1か月後には一旦集荷欲が収まるであろう。ここ一か月の勝負とも言えるので、余り長期に渡ると考えて動くのはよろしくないかもしれない
関東ミルがスクラップ集荷に力を入れ始めた。今回の強含みは輸出業者ではなく、基本的には国内ミルの需要増からきている。国内ミルが本腰を入れ始めると今の輸出業者ではついていけないのではないだろうか。各ミルがこぞってスクラップを必要とすると明らかに受給のバランスが崩れるのは間違いなく、暫く激しい攻防になる予感がする。
相変わらず市況を強くしているのは中部の特殊ミルだが、これだけなら中部付近に限られている話であるも、連休明け即台湾向けシッパーが動きを見せる。この動きに引っ張られる様に今週は韓国向けシッパーも動きを見せるかもしれない。国内ミルも足元ではスクラップの需要か旺盛の為、同調する可能性は高い。どちらにしても強含みである。