各国内メーカーも本日と11/4にて5円上げにて出揃い、市況は5円上げにて10月初旬の状況に回帰した。LME自体も現在は落ち着き、しばらくは上げの要素も下げの要素もない中で推移すると思われる。
但し、アメリカの大統領選挙の状況によっては相場に影響が出るかもしれないので注視が必要である。

本日より大手輸出シッパーが5円値上げを発表、国内マーケットも動きを見せ始めてきた。LME価格も順調に伸びてきていた中、上げ期待は膨らんでいたが、これで価格への期待値の顕在化が行われるだろう。
国内ミルに付いては迷惑な話であるも市況の流れとしては健全であると思われるので追随は止む無しといったところ。但し、即かというとそうではなく、後1週間延ばして11月より5円上げになるのではないかと思われる。

月初に市況は5円下げで確定し、現状は非常に静かな状態になっている。
但しLMEについては既に15000ドルを超えて後半の価格になりつつあるので、市中では値戻しの期待がもたれはじめているのではないだろうか。

各輸出シッパーについても概ね5円下げで落ち着き、とりあえずは小康状態になっている。荷動き自体は先月の下げ前の入荷分が月初にあったものの例月並みというところ。
韓国ミルの今月価格が発表されたが、意外にも据え置き。これとLMEが15000ドル復活なども有り、この先大手輸出シッパーが値戻しということもあるやもしれない。

輸出シッパー及び国内ミル、問屋筋迄も概ねほとんどが5円下げにて10月スタートを切った。LMEに付いては14000ドル前半で小康を保っている。LMEが動かなければ暫くこのバランスで市況は保たれると思われるも、発生屑の品薄感が薄れている訳ではないので、国内ミルはともかく輸出シッパー群がそれを理由に値戻しすることになれば、又一波乱ありそうではある。

LMEがピークより約1500ドル程下落し、それに合わせて大手シッパーが10/1より5円下げをアナウンス。しばらく続いた上昇局面から下降局面に移行の兆しが出てきた。これを受けて国内大手ミルに付いても10/1より5円下げを確定。他のミルについても概ね追随することが予想される。今後のLME Ni相場の下落が続くようならば、もう一段の下げも有りうるだろう。

 平素は格別のご高配を賜りまして厚くお礼申し上げます。
さて、この度、市川営業所の事務所を新築させて頂きました。
これを機に社員一同、気持ちを新たにより一層社業に専心する所存でございます。
今後とも倍旧のお引立てを賜りますようお願い申し上げます。

【業務開始日】
2020年9月28日(月)
住所・TEL・FAXに変更はございません。

先週大手輸出シッパーが5円値上げに踏み切り、今週より国内ミルについても大まかには追随しマーケット的なバランスは変わらずである。但し、先週よりLME相場が下落に転じており直近では最大1000ドルの下げとなっていることを踏まえると、そろそろ値上げについても天井感は感じられるようになってきている。無い物高の集荷単価競争も一旦落ち着きを見せるであろうか?

2020年9月7日

中国のステンレス増産からインドネシアのNPIとの需給が逆転、インドネシアがNPI不足分をスクラップ屑にて充足させる動きがある。又、インドでのステンレススクラップの需要の高まりを受けて東南アジア・台湾・韓国よりスクラップが抜けており、その分前記の国へ日本のスクラップが求められてきつつある。
海外のスクラップ需要の高まりが今後とも続くと考えると、苦しい状況ではあるも日本のミルについても今後の長期の原料調達を踏まえて行動しなければならない時期が来ているのではないだろうか。

大手輸出シッパーの値上げを受けて、国内ミルについても発表はしないものの粗追随が決定し、概ね5円上げで落ち着いた。
但しNi高は続いており15000ドルも突破、更に韓国ミルのスクラップ在庫減少を受けて、韓国ディーラー及び日本シッパーにも納入前倒しの要請がきているうわさもあり、9月についても集荷の競争は過熱しそうな雰囲気がある。