輸出シッパーが月内に入り値上げをした事を皮切りに国内のミル及びディーラーも一斉にそれに追随する形になった。
本来の製品市況が悪い中ではあるも、先月より続いている「無い物高」と将来的なステンレススクラップの集荷力の減退を懸念し、国内ミルは値上げを決定した。
スクラップ流通量は6月から明らかに減ってきており、輸出シッパーにおいても契約トン数確保は中々難しく、ある程度利幅を削っても集荷をするという思惑も透けて見える。
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6月も終盤に入り輸出シッパーが7月以降の荷出しを睨み集荷意欲を高め、スクラップ発生減も加わり購入単価もじりじりと上積みされてきている。日本の国内ミルも前回の値上げには同調したものの根本的な販売不振は変わっていない為、今のジリ高に追随出来るかは不透明である。現状のまま推移するのであれば、その間にかなりな数量のスクラップが海外に流出するであろうと推測される。
6月中旬に入りステンレス(304)スクラップの相場はようやく動きを見せ、先週末の国内ミル2社と輸出大手の値上げ発表で、目先は国内大手ミル1社の動向に注目される。既にこれを受けて市中の問屋、中間業者は同調値上げで集荷を重視する傾向に入った。
深刻な発声不足とLMEニッケル価格の上昇が値上げ材料の主な要因になっている。
6月に入ってLMEニッケルが続伸する中、国内ミルの減産で内需が更に低迷。屑の発生も一段と減少傾向は変わらず。ミル各社も地中の荷動きが悪いことは認識済。海外向けの動向も気になるところだが値動きよりも問屋として品薄・集荷減という現象がこの先どこまで続くのか心配されるところ。
6月に向かってステンレス市況は内需低迷を映し国内ミルの原料の購入制限や荷止めが予想される中、相場は様子見状況である。
ニッケルの底堅い値動きと市中屑の品薄を支えに横ばい基調が続く見込み。
5月連休明けもステンレス鋼も国内生産も対水準は変わらずコロナ禍でスクラップの購入制限は長引く見込み。
市場相場も荷動き減少の中、後半も輸出関係の様子を見ながら静観することになるのか。
先週4/22より大手輸出シッパーが荷止めを5/11まで行い始め、そこに集まっていたスクラップの受け皿がどうなるのかが注目される。LME自体は12000ドルを軸として小康状態を保っている。価格としては現在変動の要因は無く、前述の輸出シッパーが各国内ミルよりは頭一つ飛び出しているが荷止め明けにはたして下げてくるかどうかに関心が集まっている。但し各国内ミルについては輸出シッパーの値下げが有ったとしてもそれで同額になるので同調して下げとは考えづらい。
2020年4月より土・日・祝日が休みとなりました。
新型コロナウイルスの蔓延による世界的な景気の悪化でステンレス鋼の需要も大きく低下。足元のステンレススクラップ市場もさらなる弱気要因は変わらず。輸出向の需要も陰りが見え始める。又、特金スクラップ相場もLMEニッケルの下落に伴い4月も続落。需要減の中でこの先買い入れ価格の見極めが難しい状況。
今週のステンレススクラップ相場は先週末輸出大手の値下げに国内ミル各社が乗じる流れとなり、相変わらず弱基調。
景気の減速や生産活動の低下で発生も大きく落ち込んでいる中、減産に伴う原料購入枠の削減など需要環境は低速した状況が続いている。