8月に入り7月のような急激な値上げ合戦は少し鈍化したように思える。余りの上げ幅に各社共にこれ以上の値上げはしたくないという意思表示にも見えるが、それぞれの集荷難に付いては変化が無く、盆明けを見据えた仕込みが着々と行われている節もある。どちらにしても暫くこの状況は変わらないであろう。
市況
表・裏にて断続的な値上げが続いてきたステンレススクラップ相場であるが、8月に来ても同様な状況は変わらない。国内ミルの生産状況は好調にて、継続的なスクラップ需要は少なくとも年内は間違いなく続く見通しである。体力勝負では輸出シッパーの方に分が無いので、今後、特に夏枯れの8月にどの様な対応をとっていくのか注視しなければならない。
LMEが先週終わりに19000ドル台に突入した。一日だけなのでどうなるかは不明だが、全く下げの要因は見当たらない。
輸出シッパー及び国内ミルについては、もういい加減に値上げの連鎖を断ち切りたい希望は有るも、大幅な集荷減がそれを許さない。LMEについても前述の通り下げの要因は無く、各社とも集荷の為には値上げをするしか手が無い状況である。来月は夏枯れの8月なので更なる集荷競争が行われるのではないだろうか。
先週はエアポケットの様にここ最近では動きのなかった週であった。シッパーについても国内ミルにとってもこれ以上の値上げは回避したい思惑は持っているものの、余りの集荷の悪さから週最後になって一部シッパーが裏値を上げて購入するようになってしまった。となれば他社も追随するのは間違いなく、値上げの効果はあまり期待できないであろう。
7/12市中状況
市中の取引価格は週を追うごとに値上がりを続けている。先週買えた価格では今週買えないという状況は一種異常である。
メーカーの建値というものがある。通常これがベースとなって問屋の価格が決まり、市中の価格が決まるものなのであるが、最近はこの建値があってないようなものであるから状況が混沌とする訳で、一旦整理が必要な時期になってきているのではないだろうか。
状況は先週と変化ないが、大手輸出シッパーの極端な集荷不足からの値上げが5円行われた。勿論他の国内ミルなども追随し、やはり状況に変化はない。市中での取引価格が着実に上がり続けているだけである。
7月についても6月と同様に基本的には上げ相場は変わらないだろう。
6/28市中状況
LMEの相場も下がった後に再度上げ始め18000ドル後半に差し掛かるまでになってしまった。勿論その間に値下げをするところも無く、現状は小康状態を保っている。来月についても現状の水準を維持しながら推移していくと考えられるが、輸出シッパー及び国内ミルの中でもう一歩頭を飛び出す先が有るかどうか、ひょっとすると国内ミルが抜け出すかもしれない。
先週半ばからLME急落で17000ドルを切ってしまうのかと思われる展開が続いている。このまま17000ドルを切ったら下げも有るのかという状況であるも、需給だけを見ればここで後退出来るところは輸出シッパー・国内ミル含めて無いと私見ではあるが、そう考える。
先週についてもおおよそ18000ドル前後にてLMEは膠着していた。
但し、市中の状況に付いては現在のシッパー・メーカーの建値はさておき、一週間で裏値が変動している。実際に購入価格がいくらなのかは、全く把握できない状況である。
国内ミル・シッパー共需要は旺盛であるので、今後もこの状況は変わらないであろう。
6/7市中状況
LMEの価格自体は18000ドル前後で安定している。
市中の荷動き自体は相変わらず低調な状況である。ここ数か月屑の発生自体は目に見えて減っているとは思えないものの、全体的に屑が足りないと感じるのは大手輸出シッパーだけでなく国内ミルが屑確保に本腰を入れてきたことにある。この状況は今後かなりな期間続きそうである。